Solidsteel製品概要
SSシリーズスピーカースタンド
SSシリーズのスピーカースタンドは１９９２年発売の、ブランド初期の溶接時代を代表する定番であり、別名「ヴィンテージ・シリーズ」の愛称でも親しまれる、現在まで続くロングセラーモデルです。ステンレス鋼を溶接した、堅牢で信頼性の高いつくりとなっています。
スパイク取り付け用の孔からは、内部に市販の砂状の粉末を充填いただき、振動を抑制することも可能。（※充填剤は取り扱っておりません）
高さは50cm, 60cm, 70cmの３種類、仕上げはマットホワイト、マットブラック、無塗装仕上げ（RAW）の３種類からそれぞれお選びいただけます。
昨年は新たに「無塗装仕上げ」ヴァージョンも追加。下地を覆い隠す塗装をあえて省くことにより、素材の味を生かした仕上げです。Solidsteelの前身「コンティ」社がドゥカティのオートバイのためのマフラーなどを作っていた頃の原点を思い出させます。溶接跡も生々しく、無骨で荒々しく、それでいて美しい。「ギア」という言葉がぴったりの、質実剛健な「道具としての美」を追求しました。
各モデルの仕様については以下のリンクをクリックしてください。
HFシリーズHiFiラック
ラック製品については、新しい時代に合わせたモジュール構造のものに置き換わっており、ステンレス製の「ハイパースパイク」機構を中心とするラインナップに変更されています。
ブランド初期の時代のモデルでは、溶接による固定であったため、頑丈ではあるものの、分解することは不可能でした。特に大型のモデルの場合、輸送時の負荷が高い上、様々なサイズの機器に柔軟に対応することが困難であるなど、課題も多かったのです。そこで現在は、堅牢性と、華美に走らない質実剛健さは堅持しつつも、現代のハイエンド機器にも対応できるようモジュール構造を採用。これにより、分解して輸送することが可能になり、たとえ製品購入後であっても、各パーツを入れ替えたり追加したりすることで、お持ちの機器の数はサイズに合わせて柔軟にアップグレードすることが可能となりました。デザインについても、イタリアらしくエレガントで飽きのこない機能美は、高級機と並べてもインテリアとして見劣りせず、長期間ご愛用いただくにふさわしい仕上がりとなっております。
仕様等については以下のリンクをクリックしてください。
SS-5スピーカースタンド仕様
高さ50cmのモデル。
仕上げはマットホワイト、マットブラック、無塗装仕上げ（RAW）の３種類。
- 天板材質：高級MDF、ラッカー塗装仕上げ
- フレーム材質：ステンレス鋼
- 外形寸法：W 330mm x H525mm x D310mm
- 天板寸法：W190mm x D190mm
- 重量：11.5 Kg
- 価格：税込価格 84,700円（77,000円+税）
- 推奨・適合スピーカーの例：中型〜大型のブックシェルフ、モニタースピーカー。
以下のモデルおよび近いサイズの機種が適合
- ° JBL L100 CLASSIC®
° BBC LS5/8
° BBC LS5/9
SS-6スピーカースタンド仕様
高さ60cmのモデル。
仕上げはマットホワイト、マットブラック、無塗装仕上げ（RAW）の３種類。
- 天板材質：高級MDF、ラッカー塗装仕上げ
- フレーム材質：ステンレス鋼
- 外形寸法：W 330mm x H625mm x D310mm
- 天板寸法：W160mm x D160mm
- 重量：12.2 Kg
- 価格：税込価格 88,000円（80,000円+税）
- 推奨・適合スピーカーの例：小型〜中型のブックシェルフ、モニタースピーカー。
以下のモデルおよび近いサイズの機種が適合
- ° KEF R3®
° KEF LS50®
° B&W 803 D3®
° BRIGADIER MU2®
° BBC LS3/5A
° BBC LS5/9
SS-7スピーカースタンド仕様
高さ70cmのモデル。
仕上げはマットホワイト、マットブラック、無塗装仕上げ（RAW）の３種類。
- 天板材質：高級MDF、ラッカー塗装仕上げ
- フレーム材質：ステンレス鋼
- 外形寸法：W 330 x H725 x D310mm
- 天板寸法：W160mm x D160mm
- 重量：13 Kg
- 価格：税込価格 95,700円（87,000円+税）
- 推奨・適合スピーカーの例：小型〜中型のブックシェルフ、モニタースピーカー。
以下のモデルおよび近いサイズの機種が適合
- ° KEF R3®
° KEF LS50®
° B&W 803 D3®
° BRIGADIER MU2®
° BBC LS3/5A
° BBC LS5/9
HFシリーズオーディオラック
ご購入方法
Solidsteelの製品の購入をご希望の方は、以下のオンラインショップ、または全国のオーディオ機器販売店にお問い合わせください。
- Shopify
- BASEからご購入の場合は、ここをクリック
Solidsteel社について
Solidsteel社創業の歴史
イタリア中部、アドリア海に面した風光明媚な歴史ある街、ペスカーラ。
他の街同様、少年たちはみんなサッカーに夢中です。1960年代、家族経営の「コンティ」社は、同じくイタリアはボローニャにある有名なオートバイメーカー、ドゥカティのサイレンサー製造などを請け負う金属加工の会社でした。その頃、後にSolidsteelを興すことになる音楽とメカが大好きなモレーノ・コンティ少年は、家業を手伝いながら覚えた金属加工技術を活かして、趣味のオーディオに没頭してレコードを楽しんでいました。
ところが、1980年代に差し掛かる頃になると、欧州全体が不況に見舞われる中で会社は徐々に縮小を余儀なくされてゆきます。状況が悪化する中、この頃には成長してすでに会社を引っ張る立場になっていたモレーノは一大決心をします。「オーディオのための画期的な機材をつくろう！」
今から30年前当時、オーディオ用アクセサリーを専門とするメーカーは、イタリア国内には皆無、まだまだ世界的にも珍しかった時代のことです。
2年あまりの試行錯誤を経た後、1990年、満を持してSolidsteelブランドがスタート。
コンティ社の持つ金属加工の技術を活かした、堅牢さと美しさを兼ね備えたオーディオラックやスピーカースタンドを発売すると、程なくして、世界各国で評判になりました。
そして新時代へ
初期の金属のフレームの溶接を中心としたシンプルな構造の製品は、現在もSSシリーズスピーカースタンドに脈々と受け継がれていることからもわかるように、音質も堅牢さも何ら申し分ありません。
しかし、オーディオコンポーネントは、アップグレードや引っ越しなどにより入れ替わっていく宿命を持っています。このため、ラックについては長期間愛用してもらうには、溶接で固定されたラックでは柔軟性に乏しい・・・。
その問題に気づいていたモレーノは、2006年、モジュール構造のハイパースパイクシリーズラックを発表。ここで再びブレークし、業界内での世界的地位を確固たるものにしました。
順風満帆に思えましたが、2013年4月、モレーノはまだ50代という若さで心臓発作により突然他界してしまいます。精神的支柱を失ってしまった会社を、当時若干20代の二人の息子、ガエターノとマンフレディが継承することになりました。
それから8年。
父と同様、音楽が大好きな彼らが、さまざまな苦難を乗り越えながら、変わらぬ品質でブランドへの信頼を守りつづけています。
現在は社名も「Solidsteel MC Group」に変え(MCはモレーノ・コンティのイニシャル）、昨年ついに創業30周年を迎えました。
これを機に、地元のサッカーチーム、セリエB「デルフィーノ・ペスカーラ1936」の公式スポンサーに名乗りを上げるなど、伝統技術を活かしつつ、若い感性を結集し、Solidsteelは未来へ向けてさらなるチャレンジを続けています。
ギャラリー
